2023.12.11うさぎ 食滞

12月ですね

寒暖差は体に様々な影響を与えますよね

これはうさぎさんでも同じですね うさぎを含むげっ歯類は腸内の菌バランスを正常に保つことが生命維持にかなり重要です

食滞→消化管のうっ滞は消化管の問題だけではなく、

痛みやストレス、歯科疾患、泌尿器疾患など様々な要因による食欲低下や、

不適切な食餌管理などが原因で起こります  毛球症も同義や類義語のように扱われますが 

これは同一ではなく胃腸の動きが何らかの原因で滞る→腸内環境悪い→消化も悪い→

胃腸の動きさらに悪い→食べる量減る→便が減る→便中の被毛が目立つが正しいようです😥

問題はげっ歯類さんの腸の動きや環境が悪くなることなんですね

切断長の長い牧草に入っている繊維を分解し生きていくことに必須なたんぱく質を得るための善玉菌が減り、メタンガスなどのガス酸性菌である悪玉菌がふえてしまい鼓腸症になり 胃がパンパンになってしまうわけです

嫌気発酵ですね 以下実例

おわかりいただけたでしょうか もうパンパンです😔

悪玉菌主体の腸ではコロコロ便がつくられなくなり盲腸便がかなり増加し下痢様の便になったりしてしまいます

さらに状態が下がると本当の下痢になります 代謝性アシドーシスとなるので大変危険です

さて治療に関してはパパイヤやパイナップル、あるいはペースト状のお通じの良くなるような液体などが良いといわれたりしていますが、正しい治療法は胃運動調整剤や痛みのコントロール・皮下点滴や静脈点滴で循環確保です

重症例では入院が必要ですし状態が悪い子はこてん!と横倒しのショック状態になってしまいます🥶

予防としてできることは、食事内容の見直し 急に飼育環境が変わったのか(すごい夜間に冷えた)

設置場所の変更 歯牙疾患の鑑別(奥歯のスパイクがあるのでは?)不整咬合は?(異常なかみあわせ)

これらのチェックや管理がとっても大事です

便が出ない・お腹がはっている・食欲がない・じっとしている

お気軽に相談してください🧓

江東どうぶつでは一緒に頑張ってくれるスタッフを募集しています

まずは見学におこしください☆