2024.10.09フェレットの全身性コロナウイルス感染症
どうも松原です
臭腺切除すみの女の子4歳半
数日に続くなんとなく調子が悪いとの主訴
進退検査にて中程度の脱水と微熱
レントゲン検査で消化管内のガスが多い
血液検査は大きな異常を認めませんが
エコーにて
おおきなリンパ節
巨大な反応性の脾臓
他のリンパ節もやはり巨大
さて飼い主様との相談をへて
回復しての生検および手術
エコー所見通りのおおきな消化管リンパ節
無出血でできる脾臓摘出
PCRや免疫染色の結果はコロナウイルスの感染を疑う、という結果
今までは基本的にステロイドで治療が主流でございました
今トレンドはコロナウイスるの治療薬であるモヌルピラビルを主に治療します
このほうが寛解率が高いとの結果です
また抗血栓や免疫賦活(ウイルスと戦う免疫がんばれーの薬)
ステロイド(抗ウイルス抗炎症)などを使用し8-12週間の治療を行います🍙
状態が悪くとても回復などの生検ができない、なんて言われた方もお気軽にご相談くださいね😃